Glossary
医療DX 用語集
医療のデジタル化の話によく出てくる言葉を、できるだけやさしく解説します。記事を読んでいて「これ何だっけ?」と思ったときの地図にどうぞ。可能なものは厚生労働省・デジタル庁・PMDA などの公式の出典リンクを添えています。順次追加していきます。
- 医療DX (いりょうディーエックス)
- 医療分野でデータとデジタル技術を活用し、診療・事務・地域連携のあり方を変えていく国全体の取り組み。電子カルテ・オンライン資格確認・電子処方箋などが柱。
- レセコン (レセプトコンピュータ)
- レセプトの作成と医療費の計算を行う専用システム。電子カルテが「記録係」なら、レセコンは「会計係」。
- FHIR (ファイア)
- 医療データをシステム間でやり取りするための国際的な標準規格。異なる電子カルテ同士でも情報を連携しやすくする「共通言語」。HL7が策定。
- SDM(Semantic Data Model) (エスディーエム)
- データの意味(セマンティクス)を明確にした関係モデルとして DWH を設計する考え方。項目名・定義の不統一を揃え、ベンダーを越えた二次利用に耐えるデータ構造の共通化を目指す。交換の標準(FHIR / SS-MIX2)とは別軸で、両輪の関係。
- NDB(ナショナルデータベース) (エヌディービー)
- 全国のレセプトと特定健診のデータを集めた国のデータベース。匿名化したうえで研究・政策立案に二次利用される。
- DPC / PDPS (ディーピーシー)
- 急性期入院医療を、病名と治療内容にもとづく「診断群分類」で区分し、入院日数に応じた定額(包括)で評価する支払い方式。
- 生成AI (せいせいエーアイ)
- 文章や画像などを新たに生成するAI。医療では要約・下書き・分類などの補助に使われるが、誤りを含む可能性があるため人の確認が前提。
- LLM(大規模言語モデル) (エルエルエム)
- 大量の文章で学習し、自然な文章を生成・理解するAIモデル。ChatGPTなどの生成AIの中核技術。
- AIスクライブ
- 診察中の音声を聞き取り、診療記録(カルテ)の下書きを自動で作成するAI。医師の入力負担を減らす。記録の最終確認は人が行う。
- ハルシネーション
- 生成AIが、事実でない内容をもっともらしく出力してしまう現象。医療では患者安全に直結するため、人による確認が必須。
- RAG(検索拡張生成) (ラグ)
- 回答する前に、信頼できる外部資料を検索してAIに参照させる手法。出典にもとづく回答にし、誤り(ハルシネーション)を減らす狙い。
- RPA (アールピーエー)
- 定型的なパソコン作業(転記・集計など)をソフトウェアのロボットで自動化する技術。事務作業の省力化に使われる。
- 3省2ガイドライン (さんしょうにガイドライン)
- 医療情報を安全に扱うための国の指針の通称。厚労省(医療機関向け)と経産省・総務省(事業者向け)のガイドラインを指す。中身はバックアップ・暗号化・アクセス記録・責任分界など。
- ゼロトラスト
- 「社内だから安全」と考えず、すべてのアクセスを都度検証し、最小限の権限だけ与える防御の考え方。近年のガイドラインでも重視されている。
- BCP(事業継続計画)
- 災害や障害が起きても業務を続ける、または早く復旧するための備え。医療では診療の継続とデータの保全が要になる。
- オンプレミス
- 自社・院内に機器(サーバ等)を設置し、自分たちで運用する形態。閉域で守れる安心感がある一方、保守・更新の負担は自前。
- クラウド
- インターネット経由で事業者のサーバ資源を借りて使う形態。初期費用を抑えやすく拡張しやすい。医療では3省2ガイドライン順守が前提。
- SaaS (サース)
- Software as a Service。クラウド経由で提供されるソフトウェア。インストール不要で、SaaS型の電子カルテも増えている。
- DX (ディーエックス / デジタルトランスフォーメーション)
- デジタル技術で業務やサービス、組織のあり方を変えていくこと。単なる「IT化」より広く、現場の働き方やしくみ全体の変革を指す。
出典:厚生労働省 ↗
出典:SDMコンソーシアム ↗
出典:厚生労働省
出典:厚生労働省
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